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ホームホワイトニングの効果と正しいやり方|白くなるまでの期間は?

「鏡を見るたび、歯の色が気になる」「写真に写った歯が思ったより黄色かった」

私たち衛生士のもとには、そんなご相談がよく寄せられます。

厚生労働省が2024年2月に公表した調査(1年以内に歯科健診を受けていない方が対象)では、歯やお口の悩みで最も多かったのが「歯の色」で、およそ5人に1人が気にしているという結果でした。
悩んでいるのは、あなただけではないんです。

こんにちは、豊中本町歯科クリニックで歯科衛生士をしている者です。
今回は、ご自宅で取り組めるホームホワイトニングの効果と正しいやり方、白くなるまでの期間について、日々の現場でお伝えしていることをそのままお話しします。

ホームホワイトニングは、低濃度の薬剤で歯の内部の色素を分解します。毎日続け、1〜2週間で変化を感じるのが目安です。
目次

ホームホワイトニングとは?歯が白くなる仕組み

ホームホワイトニングは、歯科医院で作った自分専用のマウスピースに薬剤を入れ、ご自宅で決められた時間だけ装着して歯を白くしていく方法です。
通院は最初の準備と経過チェックのときだけ。あとは自分のペースで進められます。

薬剤が歯の内部の色素を分解して白くする

使用する薬剤は、過酸化尿素10%・16%や過酸化水素6%などです。
過酸化物から生じるフリーラジカルが、歯の着色や変色の原因となる有色の物質を分解し、歯そのものの色を明るくしていきます。

表面の汚れを落とすのではなく、歯の中から色を変えていくのがポイント。
お化粧で白く見せるのではなく、素肌そのものを整えるイメージに近いと、私はよく患者さまにお伝えしています。

市販のホワイトニング歯磨き粉・サロンとの違い

市販のホワイトニング歯磨き粉で落とせるのは、コーヒーやお茶による表面の着色汚れ(ステイン)まで。
歯の内部から白くする効果は期待できません。

また、過酸化物を使った歯の漂白は医療行為にあたるため、日本歯科審美学会は、歯科医師・歯科衛生士の資格を持たない人による施術は違法だと注意を呼びかけています。
エステ感覚のセルフホワイトニングサロンと歯科医院のホワイトニングでは、使える薬剤がまったくの別物なんです。

なお、歯科医院で薬剤と光を使って行うオフィスホワイトニングは短期間で変化を出しやすい方法ですが、ホームホワイトニングは低めの濃度の薬剤でじっくり白くしていく分、白さが長持ちしやすいといわれています。

関連記事: オフィスホワイトニングの効果と持続期間 | 歯医者で行う治療を詳しく解説

ホームホワイトニングの正しいやり方

やり方そのものはシンプルです。
ただ、自己流になると効果が落ちたり、歯ぐきを傷めたりします。
医院での準備と毎日のケア、2段階に分けてご紹介しますね。

まずは歯科医院で診察とマウスピース作製

最初にお口の中を診察し、虫歯や歯周病がないかを確認します。
虫歯や歯石が残ったままだと、薬剤がしみたり効果にムラが出たりするためです。
厚生労働省の歯科情報サイト「iiha」でも、ホワイトニングの前に治療を済ませておくことの大切さが紹介されています。

問題がなければ歯型を採って、お口にぴったり合ったマウスピースを作製します。
薬剤の種類や装着時間は、歯の状態に合わせて歯科医師がご説明します。

毎日のやり方を5ステップで解説

  1. 歯磨きをして、歯の表面の汚れを落とす
  2. マウスピースに薬剤を注入する(入れすぎは禁物)
  3. 指示された時間だけ装着する
  4. 外したら口をすすぎ、歯とマウスピースを洗う
  5. マウスピースは水気を切って、ケースで保管する

装着時間は薬剤の濃度によって変わりますが、1日1〜1.5時間ほどの装着を1〜2週間続けるのがひとつの目安とされています(厚生労働省「iiha」より)。
マウスピースをお湯で洗うと変形してしまうので、必ず水かぬるま湯で洗ってくださいね。

現場でよくある失敗パターン

これまで担当した患者さまの傾向では、つまずくポイントは決まって3つです。

まず、ジェルの入れすぎ。
あふれた薬剤が歯ぐきに触れて、ヒリヒリの原因になります。

次に、「早く白くしたいから」と装着時間を自己判断で延ばすケース。
追加の効果が得られるとは限らず、知覚過敏やお口の中の刺激につながる可能性があります。

最後が、数日で変化が見えずにやめてしまうパターン。
効果はゆっくり現れるものなので、まずは指示された期間、淡々と続けてみてください。

白くなるまでの期間と効果の持続期間

「それで、結局いつ白くなるんですか?」

現場でいちばん多いご質問です。
毎日続けた場合、1〜2週間ほどで変化を感じ始める方が多い、というのが目安になります。

効果を実感するまでの期間の目安

最初の数日は、正直ほとんど変化が分かりません。
1〜2週間続けたあたりで「あれ、明るくなってきたかも」と感じる方が増えてきます。

日本歯科医師会の情報サイト「テーマパーク8020」では、10%過酸化尿素ゲルの場合、1日2時間の装着を2週間続けるのが基本と紹介されています。
実際の装着時間と期間は製品によって異なるため、処方された薬剤の指示を守ってください。

ただし、効果の出方には個人差があります。
もともとの歯の色、エナメル質の厚さ、着色の原因、年齢。
こうした条件によって、同じ期間続けても仕上がりは人それぞれです。

ホームホワイトニングは一般に低濃度の薬剤を使うため、変化は緩やかな傾向があります。
指示された期間を続けても変化が乏しいときは、歯科医師に相談してくださいね。

効果はどれくらい続く?色戻りとメンテナンス

白くなった歯も、その白さが永久に続くわけではありません。
色は少しずつ後戻りするため、白さを保つには追加のホワイトニング(タッチアップ)や定期受診をお勧めします。

色の濃い飲食物を控えめにする、定期検診でクリーニングを受ける、気になってきたらタッチアップする。
この組み合わせで、白さはぐっと保ちやすくなります。

未来の自分の歯のために、今できることを少しずつ。
定期的なケアについては、当院の予防歯科のページも参考にしてください。

効果が出にくいケース|白くならない歯・できない人

ホワイトニングは、すべての歯に同じように効くわけではありません。
始めてから「こんなはずでは」とならないよう、先にお伝えしておきます。

ホワイトニングで白くならない歯

被せ物・詰め物・差し歯といった人工の歯は、薬剤では白くなりません。
色を変えたい場合は、作り直しでの対応になります。

また、神経を取った歯(失活歯)は通常のホワイトニングでは効果が出にくく、歯の内側に薬剤を入れる別の方法を歯科医師が検討します。
お薬の影響による変色(テトラサイクリン歯)も、効果が出にくい場合があります。

ご自身の歯がどのタイプかは、見た目だけでは判断がつきにくいもの。
まずは診察で確認するのが確実です。

ホームホワイトニングを行えない方

当院で使用するオパールエッセンス10%は、次の方には使用できません。

  • 20歳未満の方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 無カタラーゼ症の方
  • 知覚過敏症の方
  • 虫歯、歯の亀裂、くさび状欠損などがある方
  • 重度の歯肉炎・歯周炎がある方
  • 薬剤やマウスピースの材料にアレルギーがある方

ほかにも、お口の状態によっては先に治療が必要です。
適応は診察で確認します。

「自分は大丈夫かな?」と思ったら、まず検診でチェックを。
始める前にこの確認ができることこそ、歯科医院でホワイトニングを行ういちばんの意味だと私たちは考えています。

ホームホワイトニング中の注意点|知覚過敏と食事

始める前に知っておいてほしいのが、しみる症状と食事のことです。
怖がらせたいわけではなく、対処法まで知っていれば落ち着いて続けられるからです。

しみる・痛いと感じたときの対処法

厚生労働省の「iiha」によると、ホワイトニング中の知覚過敏の症状は30〜50%の方に起こると報告されています。
決して珍しいことではなく、多くは一時的なものです。
しみたときは、次の順で対応してみてください。

  1. いったん使用を中止して様子を見る
  2. 再開するときは、1日おきにするなど間隔を歯科医師と相談する
  3. 知覚過敏用の歯磨き粉を併用する
  4. 症状が続くようなら、我慢せずすぐに相談する

国民生活センターも、症状が出たら直ちに中止して歯科医師に相談するよう案内しています。
「しみたら中断していい」と知っておくだけで、気持ちはだいぶ楽になりますよ。

期間中の食事と喫煙の注意

ホワイトニング直後は、歯の表面の保護膜(ペリクル)が一時的に除去され、着色しやすい状態になるとされています。
国民生活センターは、オフィスホワイトニング後の約24〜48時間、ホームホワイトニングでは実施期間中、色の濃い飲食物を控えるよう案内しています。

厳格な食事制限で漂白効果が高まるという明確な根拠はありません。
ただし、当院で使用する製品の説明書では、期間中の喫煙やコーヒー・紅茶・赤ワイン・カレーなど色の濃い飲食物を極力控えるよう案内されています。

飲食後のうがいは補助的な対策と考え、製品の説明と歯科医師の指示を優先してください。

豊中本町歯科クリニックのホワイトニングサポート

当院では、事前の診察とクリーニングからマウスピースの作製、期間中のフォローまで、私たち歯科衛生士がサポートしています。

「しみてきたけど続けていい?」「思ったより白くならない気がする」。
そんなとき、すぐに聞ける相手がいるのが歯科医院で行うホームホワイトニングの安心感です。
「本当に何でも相談できる歯医者さん」を目指す当院ですから、小さな疑問こそ歓迎します。

メニューの詳細はホワイトニングのページを、料金は費用についてをご覧ください。
阪急豊中駅から徒歩3分、平日・土曜は20時まで、日曜も18時まで診療しています(診療時間・アクセス)。
お仕事や子育てで忙しい方も、通いやすいはずです。

よくある質問(FAQ)

Q: 毎日できない日があっても効果はありますか?

1日空いた程度で効果がなくなるわけではありません。
ただ、間隔が空きすぎると白くなるペースは落ちます。
お風呂の時間や寝る前のテレビタイムなど、毎日の習慣とセットにすると続けやすいですよ。

Q: マウスピースを長くつけるほど早く白くなりますか?

指示時間を延ばしても、追加の漂白効果が得られるとは限りません。
知覚過敏やお口の中の刺激につながる可能性もあります。
決められた時間を毎日コツコツ。これが結局いちばんの近道です。

Q: 寝ている間にマウスピースをつけたままでもいいですか?

当院で使用するオパールエッセンス10%は、就寝中には装着できません。
寝る前には必ず外し、歯科医師から指示された時間を守ってください。

Q: 市販のホワイトニング歯磨き粉だけで白くなりますか?

表面の着色汚れを落として、本来の歯の色に近づける効果は期待できます。
ただ、もともとの歯の色より白くしたい場合は、歯科医院のホワイトニングが選択肢になります。

Q: 費用はどれくらいかかりますか?

薬剤の種類や本数によって変わります。
なお、ホワイトニングは保険適用外の自由診療です。
当院の料金は費用についてのページでご確認ください。

まとめ

ホームホワイトニングは、薬剤の力で歯を内側から白くしていく方法です。
市販の歯磨き粉とは仕組みが違い、毎日続けて1〜2週間ほどで変化を感じ始める方が多い一方、効果の出方には個人差があります。

正しいやり方でコツコツ続けること、しみたときや疑問があるときに自己判断しないこと。
この2つが、遠回りに見えていちばんの近道です。

歯のことで気になることがあれば、豊中本町歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。
私たち歯科衛生士が、皆さま一人ひとりのお口に合わせたケアをご提案いたします。

ご予約はお電話(06-6855-9999)または24時間受付のWEB予約からどうぞ。
阪急豊中駅から徒歩3分です。

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